140名のご参加をいただきました。

今回は（今回も）メンバーの遠山行政書士に全体構成、寸劇台本、スライドなど全てを準備していただきました。

メニューは次の通りです。

１．解説：消費者契約とは

２．恵那市での消費者被害

３．寸劇
（１）電話勧誘による送り付け商法
（２）ネットショッピングの定期購入取引
（３）サクラサイト商法

４．代表挨拶

５．最近の傾向と相談窓口の案内

今回は時間の関係上、クイズはありませんでした。

寸劇では途中ドッカンドッカン笑いが起こったのは嬉しかったですね。

悪質商法の被害を防ぐには、知識を増やすだけでなく、日頃のコミュニケーションが重要です。ちょっとした声掛けや、聴ける間柄の人がいるかどうかがポイントになります。

そういう意味では、日頃コミュニケーションを生む仕事をされている民生委員さんの存在は極めて大きいです。もし気に留まることがあれば、市の消費者相談などにおつなぎいただければと思います。

恵那市のみなさま、及びいただきありがとうございました。

震災に便乗した義援金詐欺などもあり、人の善意を弄ぶ、許しがたい悪質商法もあります。

また、過去の事例で、アルバイトに行ったはずなのに、いつの間にか犯罪の片棒を担ぎ、更には被害者にもなっていたという学生の話をしました。宝石の悪質販売でしたが、まずアルバイトの学生かその組織に買わされていたのです。その額なんと400万円！学生でこんな借金、異常ですよね！

買わされた宝石を誰かに売り付けないと、借金が返せないということで、ようやく親御さんに相談し、私のもとにいらっしゃいました。しかもバイトを辞めさせてもらえないということで、身の危険も感じていました。

何気なく始めたバイト、ちょっと時給が良いと思ったら、人生を狂わせることになってしまいました。

身近なところにもこんな危険が潜んでいます。これをお読みになったみなさまも、ご自身だけでなく、周囲の方がこのような悲劇に巻き込まれることのないようにしてあげてください。

別に特別な法律知識がなくても、普段のコミュニケーションで被害を未然に防ぐことができます。特に二十歳を過ぎたばかりの子は狙われます。みなさまがご家族、友人を守ってあげてください。

不意打ちで悪質商法に引っかかり、人生が狂うことなどあってはなりません。

何回か高校生向けに契約学習の講義をして、今回から2回、学生諸君による講義をすることになります。

対象は高校から歩いて数分の場所にある、栄町公民館。シニアの方に対して、悪徳商法被害に遭わないように、お話をします。

今回は、契約学習スタッフ（藤川さん、遠山さん、私）は、聴いているだけ。

担当の先生も、聴いているだけ（ビデオ撮影）。

完全に、生徒だけの手による講演でした。

では、スタートです！

まずはキャストのごあいさつ。後ろにある大きなスライドを使いながら説明をします。

どこでこのような強烈なシロアリの絵を見つけたのでしょう？？

なかなかやるな！！

消火器の訪問販売、点検商法。

販売員「こんにちは～消火器の点検に来ました～」

おばあちゃん「ちょうどよかったわ、最近胃腸の調子が悪くて。。。」

・・・

・・・

笑いをとるのも忘れません。さすが演劇部！

スライドもかなり工夫されています。現在プレゼンの準備をしている起業家のみなさまにも見せたかった！

クイズも入れます。

そして外れた人は被害者予備軍！

このスライドも反応が良かったです。高校生、すごいぞ！

小道具も凝っていました。宅配便の箱や消火器の現物、この写真は「ほめあげ商法」、実際に装丁された本を作ってきました。芸が細かい。

すごく反応の良かった一時間、会場のみなさまも盛大な拍手でした。

高校生、素晴らしい！

この講義をするためにシナリオを考え、実際の悪徳商法について、契約・法律について学習し、どのように伝えるか、プレゼンテーションも学び、スライド作成の技術も大幅に成長していました。

みんなの「地域の高齢者を守ってあげたい！」という思いは、会場にしっかり伝わっていました。

とても良いものを見せていただきました。

生徒達も充実感で溢れていました。

この講義に備え、クラスは違うけれどもお互いに質問しあい、休み時間もこの準備を熱心に行っていたようです。チームワークが抜群でした。

最後に担当の先生が、「いやぁ、全部生徒達がやってきたことですから」とおっしゃいました。

こんな先生に出会えた君たちは、幸せですよ！

これからも充実した高校生活を送ってほしいと思います。