2014.6.17 日本福祉大学契約学習講座

今日は日本福祉大学で契約学習講座を実施しました。

南知多ビーチランドのある知多奥田駅、毎年恒例の講座です。

日本福祉大学契約学習講座

大学の校舎入口には歓迎の看板と花が!!

(*いやさすがに花は我々宛てではありませんけどね)

今回はメンバー7名が参加。

遠山さん、藤川さん、古家さん、橋本さん、保方さん、三好さん、そして私です。保方さんは晴れて司法書士開業となりました。おめでとうございます!

日本福祉大学契約学習講座

クイズタイム。藤川さんの軽快なトークで盛り上がりました。

今回の全問(5問)正解者は4名。景品は池井戸潤作品の小説で、3つしかなかったのでジャンケン大会です。お一人残念でした・・・

日本福祉大学契約学習講座

こちらは寸劇の風景。三好さんもすっかり騙され役がハマってきました。

日本福祉大学契約学習講座

遠山さんが法律や契約、社会人になるときの注意などを解説。日福大OBということもあり、後輩たちが被害に遭わないよう、力の入った解説です。

 

さて、講座終了後に受講アンケートを拝見しました。

日本福祉大学契約学習講座アンケート

1.「注意力アップ」

日常生活において悪質商法の意識をするだけでも随分変わってくると思います。「これは危ないぞ!」と思ったらすぐに契約しない、ハンコを押さない。これが重要です。

日本福祉大学契約学習講座アンケート

2.「騙される方も問題がある」

騙される人がいなければ、騙す人もいなくなるのでは?と常日頃考えています。だからこそ、20歳を控えた学生のみなさまに、講座をお聞きいただきたいと思っています。被害者予備軍を減らしたいものです。

日本福祉大学契約学習講座アンケート

3.「現実社会に出る前でよかった・・・」

現実社会に近いような事例を紹介しなければ、聞いてもらえません。だから、身近な商品やサービスを題材にしてクイズ・寸劇を作っています。実際に起こるかもしれない、ということで悪質商法の怖さを感じていただけるかと思います。

デート商法は、今回は騙されておしまい、という例でした。しかし、現実には、20代の騙す側のアルバイト・社員も会社に無理やり宝石等を数百万円分買わされていたという事例もあります。ぜひこういった商法に敏感になっていただきたいものです。「おかしい!」と思ったらすぐに相談するなど、危機回避の対策を練らなければなりません。

日本福祉大学契約学習講座アンケート

4.「周りの人も守ってあげたい!」

講座を聴いた本人だけでなく、周囲も守ってあげたいという感想。素晴らしいですね!

今回は最後にその話を入れなかったのですが、我々の意図を汲んでいただいた感想を書いていただき、とても嬉しく思います。ぜひ大切な家族やご友人をこれから守ってあげてください。

日本福祉大学契約学習講座アンケート

5.「あみるさんキレイ(^^)」

これは番外編。

橋本さんに1票入りました。

実際、綺麗な人が突然声をかけてきたときに、過去にこういう寸劇を見ていたら、「あっ、これってひょっとして怪しいやつじゃないか??」と警戒することができます。そうでなければノーガードになるかもしれません。

学生時代に初めて大阪に行ったときのことを思い出します。にぎやかな駅ビルの通路で女性の声で「ちょっと」と斜め後ろから声をかけられました。(自分が何かしたのかな?と思い)びっくりして振り返ると宝石の勧誘でした。世の中いろいろな商売の仕方があるな~、都会は怖いな~と思った瞬間です。当時就職活動をしていたのですが、初々しいリクルートスーツの姿を見て、相手方も「20歳過ぎてるな」とカモ扱いしていたのかもしれません。怖い怖い。

 

さて、感想にも書いていただいたのですが、講座を聴いていただき、聴いた本人が被害に遭わないのはもちろん、みなさまの家族や友人も被害に遭わないように願っております。家に帰ってクイズを親御さんにも試してみる、というのはよくあるパターンです。親御さんもまず全問正解はしないので、子供はそれが嬉しいのですね。それで「お母さんも引っかかるね~!」などと言いながら、楽しみながら注意喚起が広がっていけば理想的です。

この契約学習の活動も10年が経過して、その間様々な悪質商法が生まれ、トレンドも変わってきました。インターネットの発達による影響もあり、日常生活の中で実に多くの罠が潜んでいるとも言えます。

そんな中、知識を学生のみなさんに詰め込み続けるだけでは対策としてあまり効果がないと思っています。やはりそれ以前に「警戒する意識」「断る勇気」や「日頃の周囲とのコミュニケーション」が重要となってくるように思えます。

未公開株の詐欺被害も相変わらず出ています。「そんな儲かる話、わざわざ他人に持ってくるか?」と思いませんか?儲かるのであれば、他人に教えずに自分が投資しますよね。

冷静に考えれば絶対にお金を払うことなどないと思うのですが、なぜか被害は続いています。これは、電話勧誘などで「断れない」「電話を切ることができない」という、日本人の優しい性格にも関連があります。

具体的な被害を知ることと、根本的な対人能力で、悪質商法の被害を減らすことができると信じています。地道ではありますが、契約学習の活動を引き続き進めていきたいと思います。

今日ご参加いただいた生徒のみなさん、日福大スタッフのみなさま、ありがとうございます。

そしてこれからお会いするみなさま、どうぞよろしくお願いします。

カテゴリー 大学, 東海

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